【食べ方を変える】とリンゴの栄養素の摂取効率がアップ!?
リンゴは生でそのまま食べても美味しいですが、焼きリンゴやアップルパイなど食べ方にも多様なものがあります。
食物繊維が豊富なため美容効果が期待できるだけでなく、古くから健康上の効果も注目されています。
安価で手に入れやすいため、手軽に食生活に取り入れられるところは魅力的ですね。
西洋には「リンゴが赤くなると医者が青くなる」と、いう言葉があるくらいです。
そんなリンゴですが、リンゴの食べ方を少し変えるだけで、より効果的に栄養素が摂取できることはあまり知られていません。
リンゴに含まれる栄養素
リンゴは健康によいといわれますが、実はビタミンやミネラルは他の果物と比べてみてもそれほど多いわけではありません。
栄養素としては、体内の塩分の排出を促すカリウムと、抗酸化力を持つカロテン等が含まれています。
リンゴの皮に含まれるリンゴポリフェノールには、紫外線による肌の老化を防ぐ役割が期待でき、美容を気にする女性の強い味方です。
腸内の善玉菌を増やしてくれるアップルペクチンは、便秘でお悩みの人々の間でも注目されています。
小腸で吸収されずに大腸まで届き、乳酸菌のエサとなってくれるため腸内環境の改善に役立ちます。
その他にも血糖値の上昇を防ぐ、コレステロール値を下げる、など健康を保つ上で非常に役に立ちます。
加熱すると、どう変化する?
食べ方次第では、リンゴの栄養素をより効率よく摂取することが可能です。
生で食べた方が栄養素を損なわないと思われがちですが、アップルペクチンは加熱することで9倍になります。
リンゴの皮にはアップルペクチンやポリフェノールといった栄養素が多量に含まれているため、皮ごと食べることでより多くの栄養素を摂取できます。
生のまま皮を食べるのは固くて大変ですが、加熱することで柔らかく食べやすくなります。
ぜひ、皮ごと煮たり焼いたりして食べることをおすすめします。
リンゴの加熱レシピ
皮ごとすりおろしたものを鍋で加熱して水分を飛ばし、レモン汁と砂糖を加えてリンゴのピューレにすると保存に便利です。
熱湯につけて消毒した空き瓶等につめて、冷蔵庫で保管すれば長持ちします。
このピューレをヨーグルトに混ぜたり、サラダのドレッシング作りに利用したりするとダイエット中の食事に役立つこと請け合いです。
また、リンゴを皮つきのまま薄くスライスしてフライパンでソテーしてもいいでしょう。
食パンの上に薄くスライスしたリンゴとバターを並べてシナモンをふりかけてトースターで加熱すると、即席のアップルパイが楽しめます。
ダイエット中の方は砂糖を控えめする、低カロリーの甘味料を使用するといいでしょう。
はちみつを使うと、ミネラルも摂取できるのでおすすめです。
さまざまな食べ方で、リンゴの栄養素をしっかりと摂取して下さいね。
2016年2月26日